Starlink のホームプランには、月 7,100 円の「ホーム」のほかに、一部の地域で月 4,900 円の「ホーム 100Mbps」が選べます。月 2,200 円、1 年で 26,400 円の差なので、安いほうで足りるなら見逃せません。
この記事では、Starlink の公式ヘルプセンターの説明(2026 年 9 月時点)をもとに、2 つのプランの違いと、ホーム 100Mbps で足りる家・ホームを選んだほうがいい家の見分け方をまとめました。
結論
結論:1〜3 人暮らしで、使い方が動画・ビデオ会議・ネット閲覧が中心なら、ホーム 100Mbps で足ります。家族が多く同時に使う、夜の混み合う時間にも速さを落としたくない、大きなファイルをよくダウンロードする家はホームが安心です。プランはあとから変えられるので、迷ったら安いほうから始める手もあります。
2 つのプランの違い
| 項目 | ホーム | ホーム 100Mbps |
|---|---|---|
| 月額(2026 年 9 月時点) | 7,100 円 | 4,900 円 |
| 申し込める地域 | 全国(空きのある地域) | 一部の地域だけ |
| 下りの速さ | 最大 400Mbps 超 | 上限 100Mbps |
| 上りの速さ | 最大 20〜40Mbps | 最大 15〜35Mbps |
| データ量 | 無制限 | 無制限 |
| 混み合う時間 | ホームプランの中で優先される | ホームより遅くなることがある |
| 公式がすすめる世帯 | 大家族、ビデオ会議や大容量のダウンロードが多い家、ゲームをする家 | ネット閲覧・ビデオ通話・動画が中心の 1〜3 人の世帯 |
速さと向いている世帯は、公式ヘルプセンターの「ホームプランとは何ですか?」の説明です。どちらも「出せる最高の速さ」で、保証ではありません。
ヘルプセンターでは、プランの名前や内容が国や地域によって少しずつ違うと説明されています。自分の住所で選べるプランと月額は、公式サイトで住所を入れたときに表示される内容で確かめてください。料金は「料金早見表」にもまとめています。
100Mbps で何ができるか
「100Mbps が上限」と聞くと遅く感じるかもしれませんが、ふだんの使い方に必要な速さと比べると、かなり余裕があります。
| 使い方 | 必要な速さの目安 |
|---|---|
| Netflix(フル HD) | 5Mbps |
| Netflix(4K) | 15Mbps |
| Zoom(1080p のビデオ会議) | 下り 3.0Mbps・上り 3.8Mbps |
| Zoom(720p のグループ会議) | 下り 1.8Mbps・上り 2.6Mbps |
たとえば、4K の動画を 2 台で見ながら(15Mbps × 2)、別の部屋でビデオ会議をしても(3Mbps)、合計は 35Mbps 前後です。100Mbps の上限に届くのは、大きなファイルのダウンロードやゲームの更新データの取り込みなど、一時的に回線をいっぱいに使うときです。
参考までに、速度測定サイト BNR スピードテストに投稿された Starlink の下りの速さの中央値は、約 96Mbps でした(2026 年 7 月 26 日〜9 月 22 日)。ホームプランでも、時間帯や場所によっては 100Mbps 前後で使っている人が多いということです。実際の速さの目安は「Starlink の速度は実際どれくらい?「速くはないが遅くもない」動画・会議・ゲームの目安」で詳しく解説しています。
本当の差は「混み合う時間」
上限の速さより大きな違いは、混み合う時間の扱いです。公式ヘルプセンターでは、ホーム 100Mbps は「ピーク時は通信速度が上位のプランより遅くなる場合がある」と説明されています。同じヘルプセンターでは、上位のホームプランを「ネットワークの優先順位が最も高い」プランと説明しています。混み合う時間は、優先順位の低いプランほど速さが落ちやすいと考えておくとよいでしょう。
- 夜の 8 時から 11 時ごろなど、多くの人が動画を見る時間に家族そろって使う
- 夜にオンラインゲームやビデオ会議をよくする
このような使い方の家では、ホーム 100Mbps だと夜に遅く感じる場面が出やすくなります。反対に、昼間の利用が中心の家や、夜も 1〜2 人でスマートフォンやテレビを使う程度の家なら、差を感じにくいはずです。
ホーム 100Mbps で足りる家・ホームを選びたい家
ホーム 100Mbps で足りる家
- 1〜3 人暮らしで、同時に使う機器が少ない
- 動画・SNS・ネット閲覧・ビデオ通話が中心
- 在宅勤務はあっても、ビデオ会議やメールが中心
- とにかく月額を抑えたい。光回線やホームルーターから乗り換えて、通信費を上げたくない
ホームを選んだほうがいい家
- 4 人以上の家族で、夜に同時に動画やゲームを使う
- 大きなファイルのダウンロードや、ゲームの更新データの取り込みが多い
- 夜の混み合う時間でも、ビデオ会議やオンラインゲームの安定を優先したい
- 仕事でネットが止まると困る
家族の人数ごとの目安は「Starlink だけで家族のネットは足りる?動画・在宅勤務・オンライン授業を同時に使う目安」で、在宅勤務での注意点は「Starlink で在宅勤務はできる?ビデオ会議・VPN・大きなファイルの送受信で気をつけること」で解説しています。
あとからプランを変えられる
公式ヘルプセンターによると、ホームプランは地域の提供状況に応じて、いつでも上のプランへの変更(アップグレード)や下のプランへの変更(ダウングレード)ができます。変更の種類によって、すぐに切り替わる場合と、次の請求の期間から切り替わる場合があります。ホーム 100Mbps から上のプランへの変更は、すぐに反映されると説明されています。
ポイント
選べる地域なら、まずホーム 100Mbps で始め、夜に遅いと感じたらホームに変える、という順番が損をしにくい選び方です。ただし、プランの変更は「地域の提供状況に応じて」とされています。ホームに上げたあと、またホーム 100Mbps に戻せるとはかぎらないので、変更の前にアカウントの画面で選べるプランを確かめてください。
選ぶ前に確かめること
- 自分の住所で選べるか:公式サイトで住所を入れ、ホーム 100Mbps が表示されるか確かめます。表示されなければ、その地域では選べません。
- 夜の使い方:家族が同時に何を使うかを書き出します。4K の動画が 3 台以上重なる、夜にゲームや会議が多い場合はホームが安心です。
- 速さの確かめ方:Starlink には 30 日間のお試しがあります(30 日以内の返品で端末代と最初の月の料金を返金、送料を除く)。この間に、夜の時間帯の速さもアプリで確かめておきます。
- 月額の差:差は月 2,200 円、1 年で 26,400 円です。光回線やホームルーターとの年間の比較は「光回線・ホームルーター・Starlink の年間費用を比べる」をご覧ください。
| プラン | 月額 | データ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ホーム 100Mbps | 4,900円 | 無制限(速度は最大 100Mbps) | 自宅の固定回線代わり。速度より価格を優先したい人 |
| ホーム | 7,100円 | 無制限(速度は最大 400Mbps 超) | 自宅で常用しつつ、災害時の主回線にもしたい人 |
| ROAM 100GB | 6,920円 | 100GB/月(使い切った後は低速で無制限) | 普段は使わず、災害・停電時や旅行時だけ使いたい人 |
| ROAM 無制限 | 15,600円 | 無制限 | 車中泊・二拠点で毎月たくさん使う人 |
2026年9月時点の料金。最新は公式サイトで確認してください。
Starlink を災害時の「もう一本の回線」にする
Starlink 公式サイトで最新料金を見るまとめ
ホーム 100Mbps は、上限が 100Mbps で混み合う時間に遅くなりやすいかわりに、月額が 2,200 円安いプランです。1〜3 人で動画や会議が中心の家なら十分で、家族が多く夜に同時に使う家はホームが向いています。プランはあとから変えられるので、選べる地域なら安いほうから試し、足りなければ上げるのが現実的です。
Wi-Fi が届きにくい部屋があると、プランを上げても速くならないことがあります。家の中の Wi-Fi の見直しは「Wi-Fi が届かない部屋をなくす|Starlink のルーターの置き方とメッシュ Wi-Fi」で解説しています。