「新しいインターネット回線には工事がいる」と思っている人は多いかもしれません。光回線は工事の日程を決めて立ち会う必要がありますが、Starlink は置いてつなぐだけで使い始められます。この記事では、Starlink を自分で置くときの手順と、工事を頼んだほうがいい家の見分け方をまとめました。
結論
結論:工事はいりません。付属のスタンドに置いて、ケーブルと電源をつなげば使えます。屋根や外壁に固定したいときだけ、設置工事を頼みます。まず置くだけで始めて、必要になったら後から固定することもできます。
光回線の工事と比べると
| 項目 | 光回線 | Starlink |
|---|---|---|
| 工事 | 必要。電柱から光ファイバーを引き込み、室内に機器を付ける | 不要。アンテナを置いてケーブルをつなぐだけ |
| 立ち会い | 必要(作業は約 1 時間。NTT 東日本の場合) | 不要 |
| 使い始めるまで | 申し込みのあとに工事の日程を調整。住まいや設備の状況で数週間かかることも | 届いたら数分 |
| 賃貸の場合 | 壁の穴あけなどに、大家さんの許可が必要になることがある | 置くだけなら穴あけは不要。ベランダに置くなら管理規約を確かめる |
自分で置くときの手順
Starlink のキット(Standard 4 X の場合)には、アンテナ、キックスタンド、ルーター(第 3 世代)、Starlink ケーブル(15m)、AC ケーブル、電源装置が入っています。
- 空の開けた場所を選ぶ:Starlink アプリの「設置場所を探す」で、置く場所の空に障害物がないかを確かめます。
- スタンドに立ててケーブルをつなぐ:キックスタンドを立て、ケーブルをアンテナの差し込み口の奥までしっかり差し込みます。
- ケーブルを屋内に通す:窓や換気口などから屋内に引き込み、ルーターの背面のアンテナのマークのポートに差します。
- 電源を入れる:ルーターを電源装置でコンセントにつなぎます。
- アプリの手順どおりに進める:つながったら、アプリの「調整」の指示どおりにアンテナの向きを合わせ、Wi-Fi の名前とパスワードを決めます。
公式では、数分でつながるとされています。
Mini はさらに簡単
Starlink Mini は、スタンドと Wi-Fi ルーターが本体に入っています。屋内にルーターを置く必要がなく、空の開けた場所に立てて、近くのコンセントやポータブル電源から電源をとるだけです。
工事を頼んだほうがいい家
次に当てはまる場合は、設置工事を頼むのがおすすめです。
- 地上では空が開けない:周りに木や建物があり、屋根やポールなど高い場所でないと空が見えない
- しっかり固定したい:台風や強風が多い地域で、屋根や外壁に金具で固定したい
- ケーブルをきれいに通したい:壁に穴をあけてケーブルを通し、雨水が入らないように処理したい
- 2 階以上の高い場所に付けたい:高い場所の作業は危険なので、自分ではやらない
注意
屋根の上や、はしごを使う高い場所の作業は、転落の危険があります。自分で取り付けず、工事の業者に頼んでください。
工事を頼むといくらかかる?
費用は、取り付ける場所や金具、ケーブルの通し方で大きく変わります。アンテナ工事の会社のコラムでは、屋根などへの取り付け工事の相場を 10 万円前後としている例があります(みずほアンテナ、2025 年 1 月)。見積もりは、複数の業者から取ると安心です。
取り付け用の金具(マウント)は、Starlink の公式ショップでも買えます。設置工事の案内は料金早見表にまとめています。
まず置くだけで始めて、後から固定する
Starlink は、置き場所を後から変えられます。まずは庭やベランダに置いて使い始め、アプリの障害物マップ(つながってから最大 12 時間ほどで完成)を見て、途切れが多ければ高い場所への固定を考える、という順番でも間に合います。30 日間のお試し期間を使えば、速さや安定性を確かめてから決められます。
Starlink を災害時の「もう一本の回線」にする
Starlink 公式サイトで最新料金を見る置き場所のチェックリスト
- 未完了: アプリの「設置場所を探す」で、空に障害物がないことを確かめた
- 未完了: 置く場所までケーブル(15m)が届く
- 未完了: ルーターを屋内の濡れない場所に置ける
- 未完了: 強風で倒れない置き方を決めた(台風の前は取り込むか固定する)
- 未完了: 賃貸・集合住宅なら、管理会社や管理組合に確かめた
申し込みの流れは「Starlink の申し込みから開通までの手順と日数(日本)」、台風の前の固定や取り込みの判断は「台風で停電したら Starlink は使える?直撃前にやる 5 つの準備」で解説しています。